株式会社加藤水産

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製品づくりへのこだわり
Manufacturing

1仕入れ
Buying

earth

原卵を見極める確かな目、変動する情報の把握と共有化が経営判断の礎です

世界的規模の情報戦ともいえる活動を通じて、毎年およそ1,000トンにおよぶ原卵を買い付けます。

加藤水産が原料として買い付ける原卵は主に北米、カナダ、アラスカなど、北米大陸西海岸が主漁場。毎年、ニシン漁が始まる時期には、検品と技術指導を担って数名のスタッフチームが現地へ派遣されます。スタッフの厳しいチェックにより厳選された原卵だけが、商社を経て加藤水産へと入庫されます。

2製造工程・工場
Manufacturing / Factory

①漂白・殺菌

①漂白・殺菌原卵は水洗いで塩分を弱め、過酸化水素で漂白・殺菌されます。数の子独特の淡黄色が出現します。

②分解

②分解分解酵素によって残留過酸化水素を分解。水洗いを繰り返し、食品としての高い安全性を確保します。

③塩締

③塩締分解工程の後、飽和塩水に漬けて塩締し、半製品となります。

④検査

④検査各工程の原卵は当社の規定に従って、専任スタッフにより厳しく検査されます。

⑤選別

⑤選別半製品化された数の子は、自動選別機にかけられ、重さにより選別されます。

⑤選別

⑥選別色、艶、形を熟練の手作業で一本づつ選別します。

⑥計量

⑦計量容量・本数に合わせて計っていきます。

⑦箱詰め

⑧箱詰め所定のパッケージに数の子を美しくレイアウト。熟練スタッフが最終チェックを行います。

⑧ラッピングオートチェッカー

⑨ラッピングオートチェッカーラッピングされたパッケージの重量を再度確認。製品化工程はほぼ終了です。

⑨製品

⑩製品ベテラン社員による最終検査後、等級毎に化粧ケースに収めていきます。

⑩冷蔵

⑪冷蔵出荷までの間、マイナス18度に設定された大型冷蔵室に保管されます。

⑪出荷

⑫出荷答品・お正月用品として、主に西日本を中心に全国へ発送されます。

3安全・安心
Safe and Secure

safety

原料から環境まで「信頼」に応えるという誇り

安全性の追究にゴールはありません。安全の対象がエンドユーザーである消費者の口に入る食品である以上、基準の数値をクリアするためだけの安全対策では「信頼」を生み育てていくことは決してできません。安全性とそれにともなう信頼は、自ら創りだすものという観点は、全工程にわたる独自の安全衛生基準の確立、検査・分析・研究機関の社内設置、製造工程における安全衛生システムの確立を創り出しました。また、安全性の対象は製造ラインのスタッフと就業環境、工場の立地する地域環境る地域環境もまた重要であると考えています。そのため安全をテーマとした施設・設備の整備もあわせて実施されています。

4情報・技術
Information, Technology

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情報の標準化・共有化が拓く品質の未来

伝統食品である数の子もまた変化と無縁ではありません。時代とともに変わりゆく市場や消費動向の迅速で的確な把握と、原料、製造・製法、ラインやシステム、安全衛生、スタッフ、コスト、流通・販売、保管・保存など、あらゆる情報を相互的に比較検討したうえで、新製品開発がすすめられています。