株式会社加藤水産 代表取締役
加藤 貴章
日本海沿岸からニシンが去っておよそ半世紀、日本の伝統食品である「数の子」と食文化を守るために続けられた不断の努力によって、市場は今、成熟期を迎えています。
加藤水産もまたその一翼を担い、創業以来、時代とともに変化する消費者のニーズに最高品質で応えるべく歩んできました。
私たち加藤水産がめざすもの、それは「Standard=標準」です。
業界の、市場の、さらには日本のスタンダードになること、そしてスタンダードであり続けることが私たち加藤水産の使命と考えています。
製品の品質はもちろん、生産ラインや施設などのハードウェア、スタッフの技術や意識、情報システム、研究開発力など、いわゆる経営資源のすべてが、スタンダードに不可欠の要素であり、それらのバランスのとれた進化なくして到達はありえないと確信しております。
いま地球上には「環境」・「ジェンダー」・「食糧」・「人権」等の様々な問題があり企業が現在求められているのは、利益の追求だけではなく、強い意識と危機感を持ってこれらの課題をクリアすべくどう取り組んでいくかという事であり、それが未来に選ばれる企業だと考えます。
今後も「数の子」を通じ、私たちにとって最高の栄誉である"質"の評価と定着、そして持続可能な社会に向けて、更なる企業努力を重ねてまいりたいと考えています。
たゆみなく社会の求める商品・サービスを時代の変化に合わせ提供し続ける。
食品安全に基づいた自社の衛生基準を設けお客様の健康及び食生活に寄与する。
コンプライアンスに基づいた経営を行い、地域社会に貢献する。
会社の繁栄と社員・従業員の幸せを一致させる。
創 業 | 1949(昭和24)年3月 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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設 立 | 1970(昭和45)年1月 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
資本金 | 4,500万円(決算期9月) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
代表者 | 代表取締役 加藤 貴章 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
従業員数 | 290名(パート含む) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
事業内容 | 水産食品製造業 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
事業所 | 本 社: |
〒077-0043 北海道留萌市旭町3丁目10-18 TEL(0164)43‐3333 FAX(0164)43‐3111 フリーダイヤル 0120-143089 |
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本社工場: |
〒077-0043 北海道留萌市旭町3丁目10-18 TEL(0164)43‐3333 FAX(0164)43‐2505 |
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阿分工場: |
〒077-0131 北海道増毛郡増毛町阿分82-1 TEL(0164)54‐2011 FAX(0164)54‐2656 |
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設備・機械 |
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昭和24年 | 3月 | 初代社長が、地元前浜及び周辺で多量に水揚げされる鰊の将来性に着目、個人にて鰊加工開始。 |
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昭和37年 | 4月 | 現在地(留萌市旭町)に移り、鰊の季節的加工により助宗加工も加え、また乾燥機・コンベアなど機械設備を導入し、周年操業へと移行。 |
昭和40年 | 2月 | 留萌地方に、初めて釧路地方より助宗原卵を移入して本格的な助子加工に着手。 |
昭和45年 | 1月 | 従前の個人事業を全面的に継承し、株式会社に改組。 |
昭和46年 | 9月 | 留萌市旭町に凍結10t収容500tの冷蔵庫建設。 |
昭和47年 | 11月 | 冷蔵庫500t増築(第2期工事)。 |
昭和48年 | 6月 | 冷蔵庫420t増築(第3期工事)。 計収容能力1,420tの冷凍冷蔵庫完成。 |
昭和49年 | 1月 | 伊藤忠商事株式会社を窓口として、韓国水産会社(新羅・南洋社)と提携し、東西カムチャッカ海域にて、当社の技術指導による洋上冷凍助子の輸入開始。 |
1月 | 珍味・売店部門を分離し、株式会社やまかを設立。 | |
昭和50年 | 11月 | 留萌市旭町に本社工場(延1,404m2)建設。 |
昭和51年 | 4月 | L/C開設し、カナダより数の子輸入。 |
12月 | 株式会社進展実業を窓口とし、ソ連ダリントルグ(極東貿易事務所)より冷凍助子の輸入。 | |
昭和52年 | 11月 | 伊藤忠商事株式会社を窓口として、ソ連より冷凍鰊を韓国に搬入、腹出し数の子にして輸入。 |
昭和53年 | 5月 | 伊藤忠商事株式会社とアラスカに於ける鰊共同事業を開始し、オールアラスカ・シーアラスカより我が国初の船団輸送方式にて、トギャック湾より韓国へ搬入、腹出作業のうえ、塩数の子輸入。 |
6月 | 増毛町阿分に第2冷蔵庫(1,300t)建設。 | |
11月 | 北朝鮮より新越通商株式会社を窓口として、当社の技術指導による塩蔵助子輸入。 | |
昭和57年 | 8月 | 増毛町阿分に第2工場(延1,746m2)建設。 |
昭和59年 | 1月 | 活性汚泥方式の汚水処理施設(処理能力150t/D)設置。 |
昭和60年 | 11月 | 伊藤忠商事株式会社と当社の技術指導により、継続的共同事業として、アイルランド-CELTIK社より冷凍数の子輸入。 |
昭和61年 | 1月 | 事務合理化のため、NEC100/58VSオフィスプロセッサを導入。 |
昭和63年 | 8月 | 留萌市旭町に本社工場及び事務所(延2,640m2)建設。 |
平成元年 | 8月 | 第2次事務合理化=高機能オフィスプロセッサ3100/40Aの導入。 データベースの構築及び周辺機器の多様化。 |
12月 | 増毛町阿分に冷蔵庫1,430t、凍結30t増築(計2,730t)。 | |
平成3年 | 3月 | 道内業界初、留萌・宗谷管内初の私募債を発行(発行額1億円)。 |
平成5年 | 8月 | 株式会社やまか、留萌市沖見町に本社工場及び事務所(延べ1,500m2)建設。 |
平成6年 | 8月 | 増毛町阿分に冷蔵庫1,500t増設(計4,230t)。 |
9月 | 第3次事務合理化=NECオフィスサーバ7200/60を導入し、本社、阿分工場、株式会社やまかのオンライン化。 | |
平成8年 | 9月 | 増毛町阿分に工場1,762m2・冷蔵庫420t(計4,650t)増設。 |
平成10年 | 3月 | 第4次事務合理化=本社、阿分工場、株式会社やまかを専用回線で結んだ社内LANの完成。 |
平成12年 | 8月 | 株式会社やまかにて、冷蔵庫(1,520t)・凍結(7.5 t)を増設完成。 |
平成15年 | 4月 | HACCP(対米輸出施設認定)取得。 |
平成16年 | 9月 | 株式会社やまか、HACCP対応工場1,744m2を増設完成。 |
平成19年 | 2月 | ノルディックスキー世界選手権札幌大会に公式スポンサーとし協賛。 |
平成24年 | 6月 | 北海道HACCP自主衛生管理認証制度にて認証。 |
平成24年 | 11月 | 味付数の子「奥義」農林水産大臣賞受賞。 |
平成27年 | 5月 | 第5次事務合理化=老朽した基幹システムとデータベースを2年に渡り再構築。 |
平成28年 | 3月 | 関連会社(株)エーシーエスで自然冷媒を採用したTACSロジスティクス冷蔵庫」(延3,097㎡、4,748t)建設、保税および営業倉庫として始動。 |
平成29年 | 1月 | 塩数の子「奏」水産庁長官賞受賞。 |
平成30年 | 2月 | S46.9・S47.11・S48.6冷蔵庫、S50.11(工場)老朽により解体、跡地にHACCP対応した「旭町第2工場」(延2,783㎡)建設。 |
平成31年 | 3月 | JFSーB19000180適合証明を受ける。(Codex HACCPの要求事項含む) |
令和02年 | 3月 | 増毛町阿分に生物膜処理法の排水処理施設(処理能力460t/D)建設(延211.39㎡) |
日本の伝統的食材である数の子は、その性質上ギフトをベースとした市場を形成してきました。しかし近年は量販店を中心に自家消費型製品の取扱量が増え始め、ギフト商品とは一線を画した市場を形成しつつあります。
トレイパックや味付け数の子など、これらの製品の特徴は多品種・少ロット。消費動向にあわせながら、製品開発、製品構成に柔軟に対応する必要があります。
安全基準と高品質を堅持しながら、こうした需要にもきめ細かく対応し、市場の動向と時代の変化を見極めながら、製品ラインナップの充実、製品開発力の向上、迅速性と柔軟性の向上を図っています。
株式会社エーシーエスは、保税蔵置場許可を受けた、延べ床面積3,097.680m²となる3つの冷蔵庫を持つ営業冷蔵庫を保有。これらの冷蔵庫に用いられている冷却設備は全て、自然冷媒CO2/NH3(アンモニア)を使用。環境への負荷低減と省エネルギーに配慮した新世代の冷蔵施設で、ロジスティクスの未来を切り拓いています。
大型搬入口から、インターロック付き自動搬送機を備えたドック、大型トレーラー対応のレベラー仕様のドックまでを備えていますので、さまざまなストック・ニーズにお応えすることができます。