実は、プリン体が極めて少ない食品です

数の子は、プリン体が極めて少ない食品です

カズノコにはプリン体が多いと思われがちですが、実はプリン体が極めて少ない食品です。お正月によく食べる中サイズのカズノコ1本は約20g。2本食べても、プリン体は8.8mgにしかなりません。

一般的な魚卵には多くのプリン体が含まれているようなイメージがありますが、タラコには100g中120.7mg含まれており、明太子には159.3mgと多めですが、カズノコは100g中21.9mg、スジコは15.7mgと、同じ魚卵でも、組成や成分が全く違います。

表は、日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改定委員会が2010年1月に編集・監修した『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』から抜粋したものです。

痛風になるかもしれないというイメージがあって、怖くて食べられなかったカズノコですが、これからは、カズノコの栄養的な良さを理解していただきながら、美味しく頂けます。

プリン体とは?

ほとんどの食品に含まれており、肝臓で代謝され、最終的に尿酸となって体外に排出されます。
体内に尿酸が多くなりすぎると血液中に溜まり、高尿酸血症やいわゆる痛風を引き起こしたり、腎臓や尿路に沈着して腎臓障害や尿酸結石を起こすこともあります。